「知事・県議会が一体になって行動を起こす時」・東日本原発事故大災害臨時福島県議会で質問。地震被害の一部損壊対策では検討と

5月19日、東日本原発事故大災害を受けての臨時議会があり、日本共産党を代表して質問しました。原発を推進してきた、あるいは東電と国任せにしてきた政治家は、知事も含めて自分のとってきた行動を総括すべきであり、その上に立って、今は、知事と県議会が一体になって行動を起こすべき時と呼びかけました。知事に対する質問では、原子力災害を想定した法体系はない、広域・恒久・緊急・復興・復旧に一元的総合的に対応できる「特別立法」を、ともに力を合わせて実現することを呼びかけ、そのための行動を求めました。知事もその立場で行動することを答弁しました。

原子量損害賠償請求では市町村窓口を作った。放射線線量計は全学校等に配置する。地震被害対策では、一部損壊支援では共産党の大門みきし参議院議員の国会での質問にもとづき「社会資本整備総合交付金も活用」で検討。宅地損壊は制度の柔軟対応を国に求めると土木部長が答弁しました。

写真は、本会議での質問


写真は、本会議


写真は、知事答弁

東日本大災害・福島県5月臨時議会始まる・19日に原発問題地震被害対策で質問します

5月17・18・19日の3日間、福島県議会5月臨時議会が行われます。私は、日本共産党を代表して災害対策全員会議で質問します。19日(木)の午後2時半頃になります。質問は、原発を推進・東電と国任せにしてきた知事とすべての政治家に総括を求めながら①原発事故の収束に対しての政府・東電の取り組みについて②原発にかかわる被害のすべてを認めさせる賠償問題について③知事と共産党が同じ立場で求めている特別立法の制定について④放射能に対する子どもの安全・安心対策・校庭等の表土削り取り、放射能積算バッチを子どもが身につける事について⑤地震被害対策では、一部半壊対策・宅地被害対策支援について、の予定です。持ち時間は10分です。
写真は、控室で質問準備をしているところです。


写真は、県庁前の広場。

「 竹の子に放射能出た・何とか早く(原発)収束させて・もっと細かく計って」「家の土手がくずれた・瓦も、どうしていいかわからない」・真剣深刻な話がいっぱい小集会

15日、山田で懇談会を開きました。やはり原発問題では皆さん真剣で、「竹の子に放射能がでた・もっと細かく調査をしてほしい」「地震で家の土台が危ない・瓦も、どうしていいかわからない」と真剣深刻な意見がたくさん出ました。未曾有の大災害なのだから法律を変えてでも国民を救済する必要がある、国の形を変えて真の復旧・復興を実現させましょうと呼びかけました。


写真は、懇談会・伊藤浩之市議と


写真は、咲き誇る藤の花

「県債を出してでも 被害の仮払いを早く・ サンプリングのメッシュをもっと細かく」と、 原発被害を受けた酪農家

14日、原発の被害調査で今日は、いわき市の酪農家を訪問しました。乳は水と同じく厳しい基準だが、この牧場は井戸水だし、えさも昨年のを使っていたので放射能は出るわけがないと思っていたと言います。一律基準で出荷停止になった、もっと細かく検査をしてほしいと言います(3月12日~4月17日まで出荷停止に)。銀行から借りるような形で支払いを受けているが、福島県の責任で県債を出してでも仮払いをするべきといいます。
今後、自家製の草をやれなくなるとものすごくコスト高になるやっていけないとも。また、土壌改良をするためには、牧草を処分する土地の問題が出るが、牧草を作っていく必要があるとも。とにかく、対応が後手後手で、牛の殺処分も遅い、サンプリングのメッシュも、もっと細かくして調査をするべきと要望されました。


写真は、酪農家の方から話を聞きました

写真は、かわいい赤ちゃん牛


写真は、話を聞く、長谷部さん・高橋市議・伊藤市議・私


写真は、輸入乾し草

5月臨時県議会・東日本大災害で過去最大の補正予算

13日に5月臨時議会の補正予算の説明がありました。臨時議会は、5月17・18・19日と開かれ、東日本大災害を受けて過去最大の補正予算が組まれます。災害復旧支援予算は、2557億円です。
写真は、やっと使えるようになった県議会控え室で、執行部から説明を受ける

「罹災証明を早く・仮設住の発注は具体的に・災害で全壊半壊にお金が出ることをもっと周知して」 など、全建総連福島県いわき支部と懇談

 

12日、全建総連福島のいわき支部と懇談しました。忙しい中、時間を割いて対応していただいた高萩多喜蔵組合長は、何事も罹災証明がないと進まない早く出るようにお願いしたい、仮設住宅を地元事業者にという話はあるが具体化しない、災害救助法で全壊・半壊の住宅にお金が出ることを知らない人が多いので広報してほしいなどの要望をいただきました。また、一部損壊には有効な支援策がないことなどで運動を進めましょうと呼びかけました。
写真は、組合長さんと懇談

いわき市から孤立した田人石住の集落に・「医者に行くのも買い物も 不自由、情報もない」と

4月11日・12日の強烈な余震で4人の方が亡くなって、いわき市から孤立してしまったいわき市田人町石住にお邪魔しました。集会所では、医者に行ったり買い物に行ったりすることが大変、特に車のないお年よりは苦労している、新聞も来なくて情報がないなどの要望を受けました、また、3人が山崩れで亡くなった現場に行き、今後の対応策などの要望も受けました。さらに車が巻き込まれ1人が亡くなった石川側(内陸側)の通行止め箇所にも行き、近所の方の要望も聞きました。

写真は、石川から(内陸)の交通遮断箇所

写真は、集会所でご要望を聞きました

写真は、3人の方がなくなった貝屋の現場・高橋明子市議と

写真は、山吹の花

家の全半壊の中 「 震災記念植樹・独り身三昧」 と。

地震による被害が大きく、築いてきた財産がだめになるなど、大変な事態が起きています。その中で、家と工場が大きな被害にあった方から堤防の改修要望があり行ってきました。
 いろいろあっても、前向きにがんばっていました。まず「りんごの木の災害記念植樹をして、奥さんと子どもが避難してからは自分 一人でレコードを楽しんでいるとのことでした。

写真は、堤防の脇に立っている家が全半壊

写真は、記念植樹


写真は、レコード三昧のステレオを見せてもらいました。古いレコードの音はすばらしかったです

「原発を早く何とかしてほしい、それだけが願いです」と田人の避難所で。「『申し訳ありません』とここに来て東電と国は誤るべき」 と浪江の遺体捜索の方が。

8日、田人の避難所を訪問しました。地元からの避難者が被災者住宅や家に戻った中、原発からの避難者が取り残されていました。要望などを聞かせていただきましたが、願いは「早く原発を何とかしてほしい」ということでした。ふるさとを追われた方の切なる願いが身にしみました。


写真は、田人の避難所で


 この日は、NHKで原発20キロ圏内の浪江に、遺体捜査に入ったことが放映されていましたが、「いっしょに入った浪江の町役場の担当者が、遺体発見現場で線香を上げながら、東電と国はここに来て謝るべきだ」と言っていたことが心に響きました。
写真は、浪江に遺体捜査に入る報道

「商売を始めたい」・この要望で瓦礫かたづけボランテア

日本共産党いわき双葉地区委員会は全国の皆さんの御協力をいただいてボランテア活動を行っております。私も今日は時間が取れたので瓦礫片付けボランテアに参加しました。今日はいわき市でも津波の被害がもっともひどかった薄磯地区の瓦礫片づけを行いました。静岡や京都の方々と一緒でした。
ボランテア世話役の地区役員の佐藤敏彦さんの説明によれば、今日の瓦礫撤去は二階部分が助かった建物の周りの片づけで、「できれば商売を始めたい」という方のところでした。津波の前は20人を雇用していたと聞きます。この地区の方々が元気になり、雇用も増えて行けばボランテアとしてもこんなにうれしいことはありません。
今日は半日でしたが・・・半日でよかったです。一日だと後が大変でした。

写真は、2ヶ月たってもこの状況です・・・


写真は、水仙の花


写真は、お地蔵様と喪服が・・


写真は、お人形

写真は、みんなで片付け、瓦礫と泥との格闘でした

写真は、私、かっこは万全だったのです