避難区域の地方議員の要望等を聞く。医療介護の減免措置は継続してほしいと。「映画の津島」案内。

14日、共産党議員団で、避難区域の皆さんの要望等を聞く会を開きました。佐藤八郎共産党飯館村議、馬場積さん元浪江共産党町議、福島原発事故被害から健康と暮らしを守る会佐藤龍彦事務局長の皆さんです。

医療・介護の減免措置が段階的に縮小・廃止される問題、特定復興再生拠点区域のインフラ整備や、特定帰還居住区域の除染・解体問題、こうした区域以外の帰還困難区域をどうしていくか国が方針を示さない問題など、課題が山積です。馬場さんからは、「是非、国・東電交渉をやってほしい」と要望が出されました.。

帰還困難区域に設定された特定復興再生拠点で避難指示が解除されて1年になることから、解体除染の申込期限が今年度末で終了となるが、まだ決められない人もいる。いくら避難指示が解除されても、津島では空間放射線量は1mで3μシーベルトと言う所もある。インフラ整備も進まず、生活用水の確保は復興住宅は旧津島支所から引いているが、個人の住宅は井戸を掘るしかない、商店も無く買い物ができないため、津島に帰還したのは現在2世帯だけとのことで、安心して帰還できる状況ではないと言いました。

3月22日~28日まで、フォーラム福島、12時半から、1800円

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福島県議会2月定例会開会・2月14日~3月19日まで35日間、知事提案要旨説明

14日、福島県議会2月定例会開会が開会しました。2月14日~3月19日まで35日間です。今日は知事が提案要旨を説明しました。

復興に向けた動きが加速している、県産品の輸出額が過去最高、県内移住者数や新規就農者数が過去最高、一方では、廃炉・汚染水・風評風化・人口減少・度重なる自然災害・物価高等課題はたくさん等としました。

県内への土砂搬入等に対応するため、新たな県条例の制定をする、復興関連では第2期復興創生期間とその後も切れ目のない対応を求めるとし、FREI開設効果を広域的に波及させる取り組みとしました。

地域公共交通の確保、女性の県外転出がワースト1位と。県営住宅空き確保で若者入居支援、移住者の住まい支援なども。

最後の部分で、「明るい福島だけが福島の姿でしょうか」と述べ、福島が今も困難を抱えていると述べ復興に向け挑戦を続けていくとしました。

2月予算は、1兆2,381億円。うち復興・創生分2,394億円。これ以外に、原発被災地のイノベ構想関連予算は、579億円(国庫等から443億円)。復興再生道路などのインフラ整備に76.5%を計上。「惨事便乗型」復興のイノベ関連予算は、トータルで約5,000億円にもなります。
第二期復興期間は、2025年度で終了します。

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県生活交通課長から「地域公共交通計画素案」の説明を聞く

14日、県生活交通課長から現在進められている「地域公共交通計画素案」の説明を聞きました。いわき市のバス路線の大幅廃止計画発表があり(いわき市の通学バス路線はひとまず維持)、いわき市の問題、県内全体の問題、県の今後の計画つくり等を聞きました。私はこれまで、公共交通問題が県の総合計画にない、もっとこの問題に力を入れ予算を増やすべきと求めてきましたが、具体的計画を立て推進すべきです。

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いわき市の通学バス市が補助して維持

新常磐交通が4月のダイヤ改正に合わせて、運転手不足とコロナ禍による減収などを理由に路線バスを廃止減便する計画を発表したのを受けて、市は来年度予算で新たに1886万1千円の補助金増額を(総額1億8695万6千円)提示し、通学に影響の大きい路線の維持などを求めました。これを受けて新常磐交通も計画を再検討し、5つの路線を維持することが決まりました(平~好間、平~江名、泉~江名、湯本市街地、上遠野~山田《菊田小》~植田)。

路線廃止が発表になった直後から関係団体等の見直しを求める要請が相次ぎました。さる2月5日には日本共産党いわき双葉地区委員会・市議団・県議も、いわき市といわき市教育委員会に対し、「生徒児童の通学、高齢者など交通弱者へ対策」を申し入れていました。また、これまでも県議会で宮川えみ子県議は『移動は人権』の立場で公共交通対策に取り組むこと、広域合併によりバス路線維持のための補助金を受けられない(自治体間のみ補助)いわき市に対し、国に支援を求め、県も独自支援を行うことを求めていました。

高齢者のシルバーパス、タクシー代の補助も行うよう求める

日本共産党県議団・市議団は、高齢者が生き生き暮らしていくためにも、多くの方に公共交通を利用してもらうためにも、高齢者のシルバーパスの発行を求めています。さらにタクシー代の補助も高齢化社会が進むことから求めています。公共交通の確保は全国的な問題ですが、国は『移動は人権』の立場で地方を支援すべきです。

いわき市のバス予算

明日から2月定例福島県議会。情勢意見交換・意見書等対策・質問検討等、共産党県議団会議

13日、県議団会議でした。明日から2月定例県議会が始まります。会期は、2月14日~3月19日までの予定です(正式には明日決まります)。情勢意見交換・意見書等対策・質問検討等、共産党県議団会議がおこなわれました。

事務局のるみちゃんが、手作りのアップルパイを作ってきてくれました。見た感じもプロ級、味もとても美味しいです。

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超面白い!新聞赤旗と、日刊現代評

松野博一前官房長官(C)日刊ゲンダイ© 日刊ゲンダイDIGITAL

全国紙やテレビ局に先駆け、自民党の派閥の政治資金パーティーを巡る裏金づくりを丹念に報じ、北海道に拠点を置く市民団体「メディア・アンビシャス」(代表=上田文雄・前札幌市長)から優れた報道内容として、2023年の「メディア・アンビシャス大賞」を受賞した「しんぶん赤旗」。その赤旗が再び政界に“赤旗砲”を放った。

11日付の赤旗は、自民党の最大派閥「安倍派」(清和政策研究会)のパーティーで裏金が発覚した「安倍派5人衆」の一人、松野博一前官房長官(61)が昨年12月、裏金問題が発覚してから官房長官を更迭されるまでの約2週間に4660万円の内閣官房機密費(報償費)を自身に支出していたことを報じたのだ。

松野氏は、2018年からの5年間で1051万円を政治資金収支報告書に記載せず裏金化していたことが、既に報じられている。国会で裏金の有無や理由について度々問われながら、曖昧な答弁を繰り返していた松野氏。その一方で、以前から領収書のいらない“つかみ金”として問題視する声が少なくない官房機密費を自分自身にせっせと支出していたというのだ。

昨年12月といえば、自民党の派閥の裏金パーティー以外に大きなニュースはなく、官房長官が「国益」のために使用するはずの機密費を急いで支出する場面が果たしてあったのか。しかも、自分自身に4500万円以上だ。果たしてカネは何に使ったのか。なぜ裏金パーティー問題の最中に支出したのか。

自民党の派閥パーティーの裏金をめぐっては、政治資金収支報告書の「訂正」が相次いでいるが、収入や支出がすべて「不明」の記載や、書店を1店舗購入できるほどの多額の書籍代が計上されるなど、“お手盛り感”がぬぐえないとの批判も出ている。

こうなると野党議員が求めている通り、いまだに疑惑が晴れない自民党議員は国会で証人喚問するべきという声も高まるだろう。裏金問題のドサクサの中でこっそりと官房機密費を自分に「ごっつあん」した松野氏も厳しく追及されるべきだ。