17日、街頭から議会報告を行いました。宣伝カーを追いかけてきて「放射能の測定をしてもらいたい」という方や、家屋が地震の被害にあったという方、娘夫婦が原発立地地区から東京に避難して行った住宅費を何とかしてもらいたい、道路のマンホールが浮き上がったままになっていて危険など、要望がいっぱい出ました。大震災後5ヶ月が過ぎ一見暮らしも穏やかになったように見えますが、大変な思いで暮らしている方はまだまだ多いのです。皆さんの声を聞くことが活動の原点です。
月別アーカイブ: 2011年8月
アパートから楢葉町の牛とハウスと畑を思う
近所のスーパー前の署名で出あった、楢葉町からいわき市に避難してきた70歳代の御夫婦を訪問し、要望のあった夏物の衣類をお届けしました。農家をしてた、牛を9頭飼っていて子牛もいた、ハウスもやっていた。一時帰宅で家に帰ったら仏壇の灰が家中に散らかっていて、家の中はひどいものだった。仏様も持ってこられなかった。除草剤をまいてきたかったと。
原発が爆発したなんてぜんぜんわからなくて息子に引っ張られるようにして避難してきた、親戚や子どものところを転々としてここに来た。何にも持ってこない、すぐ帰れると思っていたと言います。今は狭いアパート暮らしですることもなく足腰が痛くなって病院にいくようになってしまったとも。いつ帰れるのかと何度も聞きます。一時帰宅でもいいからもっと行きたいと。切ない話でした。
写真は、高く伸びたひまわり。
お盆・福島原発放射能から子どもと国民を守る政策を発表・日本共産党
日本共産党は、11日、「福島原発事故による放射能汚染から、子どもと国民を守る対策を」を発表しました(詳しくは日本共産党のホームページをどうぞ)。あちこちで盆踊りが開かれてご挨拶の機会がありますが、まず放射能の測定をして「子どもたちの放射能軽減策のために全力を尽くします、一緒にがんばりましょう」と呼びかけています。若い人が真剣に話しかけてくれます。
写真は、「きゅうりでできた馬。」「ナスでできた牛」。仏様は、お盆で家に帰ってくる時はきゅうりの馬に乗って少しでも早くと帰ってくる、帰っていくときはなごりを惜しんでゆっくりとナスの牛に乗って戻るとのことです。
写真は、新盆の家々を回る「じゃんがら念仏踊り」
写真は、仁井田町の盆踊り・孫の「流果ちゃん」も。私より大きくなりました
早急な対応が求められる学校施設・植田小学校地震被害調査
11日、植田小学校の地震被害対策を調査しました。いわき市南部は3月11日・4月11日・12日と3回も大きな地震に見舞われました。個人の家はもちろん学校などの公共施設も大きな被害です。子どもたちは放射能の影響を心配してプール・海水浴などもできない中、学校では体育館の利用中止、校庭の利用制限など十分体を動かす対応ができにくくなっています。学校の施設被害対策は、災害査定・予算確保という流れになりますが、このような甚大な被害で、さらに子どもをめぐる状況を考えればルールどおりではない早急な対策が求められます。伊藤浩之市議と調査をしました。
写真は、崩れた通学路
大震災から5ヶ月・安心して暮らせる福島県に・除染対策に全力をつくします
今日8月11日は、東日本大震災から5ヶ月になります。津波・地震の被害を受けた方々の暮らしの厳しさは続き、特に原発災害による被害は拡大しています。 日本共産党は、安心して住める福島県・地域づくりを目指し、特に子どもたちのための放射能除染対策に全力をあげています。私は「子どもたちのための放射能対策はなんでもやるべき」と県に求めてきましたが、6月定例県議会で大きな前進がありましたので、このことを一刻も早く実施させるようがんばっています。
健康被害を心配して福島県外に避難する家庭が増え続けています。県教育委員会が8日の特別委員会に示した数は、この夏休み中に県外に避難を希望する小中学生は1130人で、全体では合計8753人になるとのこと。避難者全体人数は4万8903人に上るとのことです。
たくさんの署名を知事といわき市長に提出して避難して行った若いお母さんは、「早くいわき市に戻ってきたい、放射能対策が進んだら戻ってきたい」と、涙を流して言っておりました。
写真は、地元の夏休み恒例のソフトボールとフットベースボール大会。暑い中でしたが、みんながんばっていました。始球式でボールを蹴っとばしました。
「工場・店舗等再生支援事業補助金は二次募集も含めて検討する」特別委員会の答弁
「いわきの復旧と雇用の確保めざしがんばっています」と各企業家の皆さん・商労文教常任委員会いわき市視察
5日、商労文教常任委員会のいわき市視察がありました。ハワイアンズの常磐興産、アクアマリン隣の物産館・いわきららみゅう、小名浜港近隣の会社の皆さんとお会いして、要望などお聞きしました。いわき市は3月11日だけでなく4月11日・12日と余震もあり、津波だけでなく地震がそれぞれ大きな被害をもたらしていました。小名浜港の早期復旧・風評も含めての放射能対策・手厚い支援制度の充実などの問題が出されました。
写真は、常磐興産の皆さんと
写真は、復旧工事中のいわきららみゅう
崖崩れ対策の促進を・切実な要望で陳情
「雪の降らないうちに流された橋の回復を・激甚災害指定を」と。豪雨災害の奥会津調査
8月3日、集中豪雨に見舞われた奥会津の只見町と南会津町に調査に行ってきました。集中豪雨は29日~30日にかけて集中豪雨になりましたが、年間雨量の三分の一も降ったといいます。大きな橋も5橋、只見線も流されており、中でも只見町の八木沢地区は家々が濁流で泥に埋まっていました。只見町の町長は「山道でしのいでいる、雪が3メートルも降るので、それまでに橋道路の復旧をお願いしたい、そうでないと町が孤立してしまうといいます、また、激甚災害指定で早期復旧・長期的復旧・費用の十分な対応をと説明されました。
地域住民の方からは、ダムの放流に問題があったのではないかという声がありました。
県会津合同庁舎で全体の被害状況を聞く
被害のもっとも大きかった只見町の八木沢地区の区長さんに聞く
泥に埋まった八木沢地区
壊れた家は100メートルも流さてここに
大きな打撃を受けた集落排水施設・流された只見線
「追い詰められて避難しなくてもいいように、いつまでどのように除染するのか示して」と、共同センター放射能対策子どもチームが県に要望
8月2日、東日本大震災・原発事故被害の救援・復興めざす福島県共同センター・放射能対策子どもチームは、県に対し「子どもたちを放射能から守るための要望書」を提出し切実な訴えと早急な対策実施を求めました。内容は①除染について②子どもの健康管理について③幼稚園・保育所や学校への対策について④避難への補助について⑤高校生の対応について⑥H24年度の教員試験実施をすることについてなどです。
参加したお母さん方は、学校・幼稚園・保育所ではどんどん他県に避難して行っている、家族バラバラの避難など深刻な事態になっている、住み続けられるようにいつまでにどのような除染を実施するのか、県の予算が決まっても市町村まで徹底しない、除染を町内会任せにせず県のリーダーシップが必要なことを強く求めました。