16日、今日から新聞は、赤旗新聞・一般新聞すべてストップです。情報はテレビです。インターネットはまだ大丈夫です。電話も今のところ通じます。
「人工透析ができなくなった」、「ガソリンがなくて透析にいけない」などの相談が相次ぎました。情報を提供しながら、透析に行くときは滞在できるように避難対応体制ができるようにしていくようにアドバイスしました。
写真は、相次ぐ電話。
写真は、昨日までの新聞。
14日、原発で仕事中に地震にあって逃げてきたという関連企業のトップクラスの人(SV)に避難所で出会いました。〇この方は、地震のとき第二原発4号機で働いていました、仕事が終わり東電社員の方のチエックを受けようとしていた時、きひどい揺れに見舞われ変圧器にスプリンクラーが働いてみんな外に出た。上から携帯に直ぐもどれと指示があり、走って郊外に出た。その時南と北の土手が崩れ砂埃が上がった。坂の上の事務所にたどり着いたら発電所の入り口を越えて駐車場の車が一斉に流れた、このとき東電の社員は運転のために残った
〇(第一原発の1・2・3と次々と)津波で冷却用モーター動かない、非常用のモーターも動かない要因をどう見るかの問いに対し、第二原発の方が第一原発よりレベルが高い、水準が高い、だから第二は問題が出ないとではといいます。第二原発は関連会社との連携もいい、仕事しやすい、動きも早い、指導も良くできるといいます。〇避難場所に集合して、安否確認をして、自分の車で勿来に向かった。6号国道を避けて36号線を南に逃げて来たといいます。
14日、今日は朝から各避難所を訪問しました。食べ物・飲み物・寒さ対策・情報など要望がたくさんありました。原発からの避難の方も目立ちました。いわき市北部の久ノ浜はバス30台で内郷などに避難しました。その他の方では自主避難したかたもいました。中には、地震の時原発で働いて逃げてきた人の話も聞きました。市の職員の方も消防の方も不眠不休でがんばってくれています。
雇用促進住宅に入りたいという要望が多くあったので、市対策本部・県・共産党国会議員にも要請しました。勿来には空いている雇用促進住宅がたくさんあります。
写真は、避難所で要望を聞いているところ。
写真は、通学路に落ちてきた岩。
写真は、かわらの修理・各所で。
写真上は、漁協組合長さんと役所交渉
13日、今日は 漁協組合長さんと役所と交渉海岸に沿って南下しながら錦須加と九面漁港を訪問しました。九面漁港では、水も食料もなく、また、船が沈んでいるのを引き上げるためのガソリンもありません。このことで市役所交渉を漁協組合長と行いました。水・食料はOKになりましたが、ガソリンはやっぱりありませんでした。錦須加は亡くなった人は1人でしたが、集落はすっかり破壊されてしまいました。かたずけをしていた人が①雇用促進住宅に入りたい②行き来の橋の補修③まだ避難所に食料などが届いていないなどの要望があり役所交渉を。勿来支所に今日は3回も行きました。夕方は、避難所の汐見小学校を訪問しました。
水道が使えないところが多く、宮川事務所に汲みに来る方も多いです。中には子どもが小さくて本当に困っていたという方も。夜はすっかりダウン。
写真は、上は九面漁港で湾内に船が多数沈んでいるところ
写真上は、漁業共同組合と市場が破壊され無線も使えない、活魚入れも流されたと。
写真上は、やっ来た給水車に皆さんが水をもらいに
写真下は、九面地域の勿来海水浴場脇の民宿
写真下からは、錦須加の状況・ここも壊滅的です
写真下は、宮川事務所で水が出ますと・・
写真下は、すっかりくたびれて・・・
写真上は、植田町根子屋川に流れてきたかん木
電話も通じない、車も渋滞であまり走れないので勿来の情報のみですが、今日一日歩いたことを報告いたします。
写真上は、鮫川河川敷グランドゴルフ場なすっかり泥の海
①鮫川バイパスの段差が激しく6号国道は交通ストップ・復旧には相当かかるだろうとのこと②新しくできたばかりの新鮫川橋も一時ストップしたが午後から通れるように③古い鮫川橋はまだ大丈夫だった、2本の橋が通れず交通渋滞に④朝1時間ほど歩いて勿来支所の対策本部に行く、途中であちこち要望を受ける⑤着いたが、本部もパニック状態。23箇所程度・約300人の避難所の食事・水・トイレ・毛布などの対策であたふたしている⑥死亡者は岩間5人、小浜2人などの不確定情報⑦遺体安置所は勿来市民会館との事。スーパーはあるだけ品物を売ったら終わりなどの張り紙が張り出されていた
写真上・下は、常磐共同火力発電所卑近・津波の大きさがわかる
写真上は岩間地区、堤防がすべて破壊されてこの地区は全滅。死亡者6人・行方不明者6人(消防の話)。お墓もぐしゃぐしゃ。
⑧もっともひどい・岩間地区に何とか行ってみた・堤防がずっと切れてしまい海がまともに大津波となって押し寄せたようだ・コンクリートの堤防がなくなり、岩間地区が壊滅状態・ コンクリートの堤防がこんなところまで流されるのかと唖然とする、道路をふさいでいた・道路は、車や建物などが流されたり壊されたり大変な状況。
写真は下は、小浜渚地区、家がすっかりない。左に見えるのは海。
写真下は、小浜地区、すっかり破壊されている、この地区の死亡者は2人、不明者は?
⑨小浜地区も堤防が一部壊されているようで、岩間のような状況が海よりの地区で同じようになっていた⑩ 根小屋地区は土壌が悪いせいか流動化現象、段差の状況がひどく通れない道路続出⑪ なんと言っても水が出なく水を求める人が多い。幸い、宮川事務所の水が出たのでみんなに呼びかけ汲みに着てもらう。⑫ いつ水道が復旧するのか不明なのでみんなのイライラが募っている、市に要求したがはっきりしない、一生懸命やっているというのみ。⑬水で掃除をしないと津波で道路家が泥だらけの状況。ガソリンは売り切れ⑭ 津波は海が直接入ってきたところの他、川を逆流して町や住宅地にも入っている。⑮ 植田保育園の園児を両脇に抱えて避難したという人も。⑯消防団も錦須加の皆さんに避難を必死で呼びかけたりした、あちこちで消防団の活躍⑰ 道路・堤防の亀裂対策など多数。
写真下は①陥没した根小屋の市道。 その下は②根小屋川の底が持ち上がった川底。 その下③根小屋市営住宅の地盤低下。